好奇心ブログ！！

この本は、何かの役に立てようと思って読む本ではない。
役に立たないかもしれないけどまあいいかと思って読むと存外役に立つ、
会計雑学ともいうべき本だ。
会計入門を目指して書かれているみたいだが、あまりにも文章がくだけ
すぎて体系的に知識を吸収できるとは思えない。ところどころ用語解説
のページが設けてあるが正直言ってこれで理解できるなら初学者の域を
既に超えている。
この本が向くのは、たとえば銀行等にお勤めの方で、いろいろぐだぐだ
財務分析講座とかとらされてはみたものの、今ひとつ会計について喉に
つっかえて理解ができてない気がする人だ。そういう「用語とか結構知
っている」人の方が入り込みやすいし面白いと思えるだろう。その意味
では会計再入門といった感じだろうか？なにより頭に入ってきやすい。
なにしろ小難しいところはほぼすべてすっ飛ばしているから。
それにしても193ページで情報量的にはスカスカなこの本に、1470円
（税込）を払うべきか、その点は非常に疑問だ。どうせなら漫画にした
方が良かったのではないか？
面白かったけど、その疑問を解消できないので星３つとしました。